ボンザーフィンを少しだけ考える

最近、仕事中にサーフィンのことをよく考えている。

そんなのは昔っからで、今更、改めて言う事でもない気がするけれど、それにしてもよく考えている。

そのきっかけは、まぁbonzer 3Dを買ったからであって、他に理由はない。他にあるとするなら、冬になって波が良くなったことも関係してるかも。

今まで所有したボードは、シングルフィン、ツインフィン、トライフィン、クアッド、5フィンボンザー。あとツインザーか。

好みは人それぞれで、ハイパフォーマンスで乗りやすいボードが好きな人も多いと思うんだけど、僕はまるで違って、ちょっと難しそうな、今まで乗ったことのないボードに惹かれてしまう。

自分に向いているのは何かを知りたい、ってことの気もするけど、ただいろんなボードの違いを知りたいってことのような気もする。やっぱりサーフィンは楽しいから。

で、一番乗りやすくて何でもできるのはトライフィンなんだ。結局ね。

だけど純粋なスラスターに乗らなくなって5年くらい経つ。今乗ったらどんな感じかな?と思って、車に積んで行くんだけど、波チェックして「今日じゃないな」と思って他のボードに乗っちゃうんだなぁ。

スラスターで気持ちいいような、面が張ってて、サイズがあって、浮力を落としてあっても波取りが気にならないくらいの混雑具合で、って条件がそろう日は、ほぼないから。週末に海に行くだけだから、1年で2,3回くらいしかそんな日はないと思う。

まあ、たとえそんな日でも、もっと楽しいボードが車に積んであればそれに乗っちゃうし。

そういうわけで、僕はほとんどのサーフィンを「やや癖のあるボード」でやっているのだな。ということに最近気が付いた。

サーフィンがうまくなりたい。って今でもよく思うけど、だったらスラスターに乗れ!って話だなぁ、と我ながら思う。

 

本当に書きたかったことから話がだいぶ遠ざかったので、ここで軌道修正。

 

そんで、3フィンボンザーも簡単じゃないね。って話。

この前、ボンザーのサイドフィンにはかじ取りの能力がないって書いたけど、実際のところ、ボードに対するフィンの前後長が長いしフィンベースは直線まっしぐらだから、かじ取り能力は(あったとしても)高くないと思う。その代わり、ボードをスライドさせた時や立てたエッジ側のフィン内側に対して水流が斜めに入ってくる環境下(つまり掘れた波を横に走っている時とかボトムーターン、トップターンなどの時)では、ボードを前に進ませる力を発生させる。その力がまぁまぁ強い。

どうしてそんなことが分かるの?っていうと、ボードを水に浮かべて、後ろ足が乗る辺りを斜め前方に押してごらんなさい。ちょうどトップターンのような感じに片側のレールを少し沈めて弧を描くような気持ちで動かすと、フィンが効いてボードが前に進もうとするのが判るよ。

それでボンザーもそういう力があるってのは先週のサーフィンで確認した。

もっともその力の強さはクアッドやツインの方が圧倒的なんだけど。

だからカットバックやトップターンで深く踏み込んだ時に、クアッドやツインならグイッと前に押し出す感覚があるのに対して、ボンザーはすすすすーって感じなんだ。

あれ?と思ってさらに強く踏むとおそらくフィンの高さがないためにフィンが抜けてゴリッとかボコッ見たいな音がする。(多分この時にボトムの水流が無理やり剥がされてボードと水の間に負圧が発生して、そこに空気が入り込むんだと思う。)

※フィンアウトするわけじゃなく、テールスライドになるだけなので、扱いにくいというレベルじゃない。

 

その、すすすすーっていう乗り味をどうやって活かすのがいいのかな?っていうことを最近考えてる。

シングルフィンの好きな動画を貼っておく。

 


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