うーん、野手浜。1月10日

本当はニューボードの進水式をしたかったけれど、デッキパッドを貼ってからちょっと待った方が良いと思って、今日は見送った。デッキパッドはいつか必ず剥がれちゃうけど、できれば長くもってほしいから。

波は微妙だった。サイズもまぁまぁだし波数もあるけれど、割れ方がよろしくない。ピークだけ掘れて、後はダラッとしちゃうみたいな。ボードはクアッドのパフォーマンスボード。

このボードは6’0という、今風に考えると長めで乗っているけれど、不自由しない。長いなりの難しさはあるんだけど、それも愉しさの内。

 

帰ってきてから手持ちのボードを並べて、Bonzer3Dの浮力感を想像する。

そんなことしなくても便利な時代になったので、すべてのボードのCL値はおおよそ分かっているのだけれど、bonzer3Dがなんか小さい気がするんだな。

29.9Lの筈なんだけど、先の方は結構薄いし、レールもボキシーってほどじゃない。テールは広いから、そっちの方で浮力を稼いでるんだろか?

結局、海に浮かべるまでは分からないまま。

 

明日は乗ってみよう。と思ってフィンをはめてみようとしたらボックスに入らない。

そうなんだよねー。

ボックスとフィンはきちんと入ることの方が少ないんだ。忘れてた。

FCSでもそういうことがあるけど、センターフィンのボックスはほぼ素直に入らないと思っていた方が良い。

庭に出てサンダーでフィンを削る。

変に削ると最悪の場合、フィンがボトムに対して斜めになっちゃったりするので少しずつ、かつ大胆に削る。ボックスよりフィンの方が0.7mmくらい幅が広いんだ。

近所迷惑を気にしながら暗闇の中で作業終了。

明日は進水式だ!

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センターフィンが素直に入るとは限らない

 

今、bonzerって。…どうなんだろうね?

チャネルアイランドのボンザーシリーズは全部で3作あるんだけれど、イマイチ人気が出なかったのかな?

基本的にボードの趣味って人それぞれだけど、レトロ趣味な人とパフォーマンス重視な人に分かれるんだろうか?レトロ趣味な人にはそういうブランドがあるし、パフォーマンス重視の人には当然、そういう選択肢がある。

パフォーマンス系ブランドが作るレトロ。それが微妙だったかね?

その辺の解は僕自身判らないし、追及する気もないけれど、とにかくあんまり売れてない気がする。

海の上でもレトロ系のボードをうまく乗れるサーファーは少ないから、難しそうっていうイメージがあるのかな?

あとは「流行り」にならなかったこと。

ツインは今すぅーごく流行ってるもんね。みんなツインに乗ってる。

でもツインこそ難しい時があるけどな。掘れたバックサイドとか、苦手だな。あと掘れてないバックサイド。それから早いバックサイド。とにかくバックサイドは気持ちよく乗れることが少ない。

僕が使ってるのはツインザーっていう補助輪付きだけど、それでも簡単じゃない。

ツインにはかなり昔から乗ってきた。ワン・カリフォルニアデイっていうDVDが出たころにジョーカレンに触発されて買ったんだ。DVDが出たのが2007年ってことだから…ずいぶん昔になったもんだな。

それから10年近くたって、またツインブームだ。

その間ミニボードやクアッド、ミッドレングス、他にもあったっけ?いろんなブームがあったけど、ボンザーは流行らなかった。

僕は5フィンのボンザーを1本持ってるんだ。andreiniのbullet。ボード自体がすごく重くて、ハイパフォーマンスな動きは全くできないけど、ヌルヌルとよく走る。ターンも気持ちがいい。でも面がいい事が条件。

それでもツインよりはボンザーの方が汎用性が高い気がするんだ。

まぁBonzer3Dにも、まだ乗ってないから何とも言えないんだけど。

初乗りが楽しみだな。

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5finボンザーはスムースな乗り心地

 

Bonzer 3D を買った!

 

昨年、42歳になった。

確かサーフィンを始めたのは22歳の夏だったと思うから、もう20年が過ぎたという事。

その間、様々なボードに乗った。

WebberやJSなど、オーストラリアのメーカーが多かったかな。安く手に入ったし。

元来、あまのじゃくな性格だからチャネルアイランドのボードには乗らずに来た。

僕が始めたころは、ロブ・マチャドやケリーが現役バリバリで、まだアンディ(ブルースのお兄さん)は頭角を現す前だった。

子供のころ衛星放送でみたトムカレンにずっと憧れていたから、アルメリックのボードには並々ならぬ興味があったけれど、初心者が手を出すメーカーではないと、自分に言い聞かせていたところもある。

ところが…。

時代は変わって、チャネルアイランドがバートン傘下になったり、ムラスポで普通に買えたり、しかも案外安いってのもあって、、海でそりゃあまあよく見るようになった。今現在、最もフレンドリーでポピュラーなブランドと言っても過言ではないと思う。自動車でいえばトヨタだね。それは決して悪い事じゃないけど、少し寂しい気もする。

話は変わって、2020年の晩秋頃から次のボードを探し始めた。

オーダーにするかストックから選ぶか。

僕は特にしがらみをもっていないから、どこでボードを買おうが誰にオーダーしようが自由。お金さえ足りれば大丈夫。…そう思っていた。

ところが、である。

コロナの影響で海外メーカーは生産が追い付かない、or止まっている。または物流の遅れで納期がわかりません。ときた。

じゃぁ、しょうがないね。と思っていくつかの国内メーカー、シェイパーにコンタクトを取るも、どうも対応がイマイチ。対応がちゃんとしているところは、どうもノリが合わない。(国産メーカーで力があるところはハイパフォーマンス系が多いのだ。お勧めしてくれるボードも「年齢がいってもこんなに攻めれます」的なボードになる。)

自分としては、海の上で自分のペースを守りながらサーフィンできるボードが欲しい。という希望があったので、いっそ長めのボードにしようかと思っていた。

でもなかなか良い巡り合わせがない…。

そんな時に、何度かお世話になっているXTRサーフボードのサイトを覗いてみたら、まあまあのCL値のBonzer3Dがストックにあるじゃないか。しかも安くなってるし。

多分、これを逃したら一生、チャネルアイランドのボードを所有することはない、そんな気がして、とりあえずボードを見に行くことにした。


Conner Coffin - CI Bonzer 3D